鼻のかみ方が息の通り道に影響する

鼻をかむ女の子

子供の鼻の状態について気になることがあります。
子供たちに、正しい鼻のかみ方を教えると、息の通り道に影響を与え、口呼吸を防止できます。

未就学の吃音児に会うために

吃音の子供たちに会いたくて、私は幼児教室に通い始めました。

未就学のうちに、吃音症状を治せたらいいと思っていたからです。
参考:吃音の原因について                                                                                                                                      

吃音の子供たちが、学校で、友達からからかわれたり、いじめられたりして、
本物の吃音症になることを聞いていました。

「2〜4才代のうちに吃音になる子どもは1割ほどいますが、このうち約7割が自然治癒します。自然治癒するとはいえ、症状が出てから治るまでに1〜2年かかることが多いです。残りの約3割は自然治癒しませんので、治らない場合も想定して早めに対応できるといいと思います。」

国内初!「幼児吃音臨床ガイドライン」が9月に発表。子どもに「ゆっくり話してごらん」はNG!正しい対応は?【専門家】Benesseたまひよ2021.12.17

「子どもが言いかけた言葉を先取りしたり、話をさえぎったりすることもNGです。子どもが苦しそうに話そうとする様子を見ていると、つい先取りしたくなる気持ちはわかりますが、ぜひ子ども自身に言わせてあげてほしいです。子どもが言おうとしている言葉を奪わないようにしてあげましょう」

子どもの吃音の症状が気になる場合、親ができる支援は「子どもが話しやすい環境を作ってあげること」

国内初!「幼児吃音臨床ガイドライン」が9月に発表。子どもに「ゆっくり話してごらん」はNG!正しい対応は?【専門家】Benesseたまひよ2021.12.17

吃音児へのアプローチ(長生き発声法の役割)

まだ吃音児に会えてない私ですが、吃音児童へのアプローチは、ほかの幼児にするようにアプローチする予定でおります。

つまり、現在は、受験生である幼児に、効果的な声の出し方を伝えています。

担当のお子様が、模擬試験の面接で、「声が小さい」「だまったままで答えない」という評価をもらってきたので、

吸った息をそのまま言葉にしない事、
話す前には息を吸わない事、
質問されたら、声の準備をすること、
声は、鼻水のでるところよりももっと高い所から出す事など、

色々対策を立ててがんばっています。

子供の鼻づまり

                                                          

中でも最も数が多かった問題は、子供たちの鼻づまりでした。

先に、子供の鼻詰まりの原因や対処法を知っておきましょう。

鼻の詰まり方には大きく2つがあります。

ひとつめは、「鼻の中にネバネバした鼻水が留まっている」パターンです。

風邪の初期の鼻水は透明でサラサラしていますが、風邪が悪化して鼻の粘膜の炎症が強くなると、黄色や緑色のネバネバした鼻水に。これが大量に留まると、鼻が詰まってしまいます。また、ハウスダストやダニ、花粉などが原因のアレルギー性鼻炎の場合も、本来はサラサラした鼻水ですが、症状が長引いたり、副鼻腔炎を合併したりすると、同じようにネバネバした鼻水になって詰まります。

もうひとつは、「鼻の奥が腫れて、気道が狭くなって詰まる」パターン。これはネバネバした鼻水と併発することもあります。

風邪やアレルギー性鼻炎が悪化すると、鼻の奥が腫れて気道が狭くなることがあります。また、「アデノイド増殖症」や「扁桃肥大(へんとうひだい)」といった病気でも同じようなことが起こります。アデノイド増殖症は鼻の一番奥にあるリンパ組織である咽頭扁桃が増殖する病気。扁桃肥大はのどの奥にある口蓋扁桃(扁桃腺)が肥大する病気です。

子どもの「鼻詰まり」 見分け方・解消法・受診の目安を耳鼻科医に聞いた
耳鼻科医・笠井創先生「子どもの耳鼻トラブル」#3 鼻詰まりの解消方法2021.11.15

ところで、ほとんどの子供は、鼻のかみ方がわからず、困っており、
大量の鼻汁を鼻腔に溜めながら生活しているようです。(50年前の私と全く同じです。)                              

ワークの前に、鼻をかんでスッキリさせると、
むやみに動くことをやめ、集中してブロック遊びに興じています。

鼻のかみ方

そこで「長生き発声法」による鼻のかみ方をご紹介したいと思います。とはいっても至極一般的なものです。

ティッシュを2つ折りにしたら、鼻を頭から包んで、
両手のてのひらの指をのばして鼻全体を覆います。


このとき、息を片方ずつ分けて、かむことができない子供もいます。


その場合は、両方、同時にしても問題ありません。


重要なことは、指で片方の鼻を完全にふさぎ、一方からだけ息が通るようにかむことです。


それで、一気に片方の鼻汁を出します。


つぎに、汚れたティッシュは半分に畳んで、きれいなところを出します。


もう片方も同様にして、丁寧にかんでみましょう。


ポイントは、ティッシュが鼻汁を受けることをしっかり確認してから、
少しずつ息を増やして押し出す事です。


初めから強く押し出したり、両方同時に押し出したりすると耳を傷めるかもしれません。


最後に、鼻の周りをきれいにしましょう。

両方がきれいになったら、ティッシュの残ったきれいなところで、
またはもう一枚新しい紙を使って、
鼻の下をきれいにふき取りましょう。                                                                       

私が、上記のように鼻のかみ方を教えてあげると、
そのお子さんは、自らを恥ずかしいと思ったのでしょう

「誰も教えてくれないから」と言って、問わず語りに話してくれました。                                                                                                                           

鼻のかみ方は誰も知らない

鼻のかみ方は誰も知らず、私が鼻のかみ方をちゃんと覚えたのは、20代の半ばでした。                                            

植木等や、新派の役者さんが、鼻をかんでいるところを見た時、
素敵だなあ、美しいなあと思い、取り入れました。

発声法の師匠にも教わりました。

鼻がスッキリとしたときの生理的な爽快さを心に描きながら、悠然と鼻をかむのがよさそうです。

鼻が詰まると口呼吸に

鼻が詰まっていると口呼吸になります。
参考:声(息)の場所と言葉の関係について

一般的に、正しい鼻呼吸とは、鼻腔に息を保つことです。 
参考:口呼吸はこわい!             

口呼吸を治してから、歯の矯正をしなければ、
かみ合わせが優先されて、息の通り道が犠牲になることが、
少なからず起きるでしょう。 参考:声で変わる健康 

そしてそれは、実際に起きていて、
全国民の7割が口呼吸だという統計があります。                                 

私から鼻のかみ方を教わった子供は、歯の矯正の型枠をはめていました。

                                           

歯の矯正でお願いしたいこと

もしも歯の矯正の前に、鼻呼吸を完成できれば、                                         子供が息の通り道(気道)を確保することは、難しくないと思われます。

鼻のかみ方が正しいことが、息の通り道に影響を与えるので、十分に口呼吸を防げます。

別の病気などの課題はあるかもしれませんが、
とりあえずこれで、呼吸に苦しむ多くの子供を救えたらと願っております。                                      

表情がとぼしい子供たちは、たぶん、鼻が詰まっていますね(ToT)
一刻も早く、正しい鼻のかみ方をぜひ徹底してゆきましょう。!(^^)!

                                        
参考:声の問題~よくある症例
   即!鼻呼吸に切り替える法
   のどが疲れない音読法
   

よろしければプロフィールもご覧ください。

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