即!鼻呼吸にきりかえる法

即!鼻呼吸にきりかえる法

念のため、こんな緊急性のある方は、即!鼻呼吸に切り替えをおためしください。

朝、寝床から立ち上がるのに、ふらつく人、

お手洗いで立ち上がれない人、

呼吸が苦しくていても立っても居られない人。

そういう方は、鼻呼吸にすると、腹筋がはたらきはじめますので、即おためしください。

腹筋がはたらかなければ、体のバランスがとれませんし、倒れ掛かったからだを、どのようにもってゆこうかの判断もつきかねます。

健康に良いと言われている腹式呼吸も、鼻呼吸でなければできません。正しい腹式呼吸については、(1)声の出し方をご覧ください。

なお、鼻テープや口テープを利用する方法は、(16)口呼吸はこわい!(17)鼻呼吸の助っ人でご紹介しておりますので、よろしければあわせてお読みください。

鼻呼吸のしかた

鼻呼吸のトレーニングについて、過去の投稿がありましたので、余力のある方はご覧ください。⇒口呼吸から鼻呼吸に切り替えるためのトレーニング法

それでは、そもそも鼻呼吸とは、物理的にどういうものなのか、かんたんに鼻呼吸のしかたを定義してみましょう。

まず、息を鼻で吸ったときに、息は鼻腔や副鼻腔を通過します。

口蓋の下や、そのほかの顔の部分に、息を蓄えないようにイメージしましょう。

声を出すと鼻の周り、目の周りに、響くところがありますので(副鼻腔)、そこで、息をキャッチしましょう。保有しましょう。

そうしたら、息を止めて鼻腔・副鼻腔の圧力を感じてみましょう。

そのとき、舌を硬口蓋の天井にはりつけて、息が漏れないようにされてください。

息が足りなくなってきたら、「スッ」と軽く、声帯を鳴らさずに、息だけで(無声音)少量の息継ぎをし、気道の息は動かさないでおきましょう。

これが、鼻呼吸になります。

声は、息を止めてから、出します。しゃべります。

そして、声は、息が足りなくなりはじめたら、すぐにやめてください。

また、気道の息を動かさないようにして、顔の表面だけで縦に、「スッ」と軽い息継ぎをします。⇒(6)息の通り道

息が鼻腔・副鼻腔に満タンになったところで、また、声を出し始めます。

おおむね、この繰り返しになります。

仮に、小さなローソクを口元にかざしたとします。

鼻呼吸が成功していれば、ローソクの火は、あまりゆらめくことがございません。

つまり、鼻呼吸であれば、飛沫もあまり、飛ばないことになるのです。

鼻呼吸のしかた:息を鼻腔・副鼻腔で保有し、舌で硬口蓋のフタをし、息がもれて足りなくなったら、また、軽く顔の表面だけで縦に「スッ」と息を吸い、鼻腔・副鼻腔に息を貯めます。気道の息は動かしません。

以上は、今までのおさらいになりますね。付け加えて、鼻道(鼻の真ん中の仕切りの両側)の広げ方をもう少し詳しくお伝えします。

ツールを使って広げてみる

割りばしや小瓶など、ツールを使って、鼻道をひろげていただければ、もっと早く鼻呼吸のコツがつかめます。

割りばしを横にして、上下の歯でくわえ、口角を上げるように、笑ってみてください。

浅くはさんだり、深くはさんだりして、どこが、一番、鼻道の広がり(鼻中隔の両側)がよいか探って、そのポイント(場所)で、上記の”鼻呼吸のしかた”をされてみてください。

立ち上がってこれをされるときには、くわえたままで転倒することがないように、くれぐれもご注意ください。

また、口をあけたほうが、うまくゆくことがありますので、ペットボトルのフタや何かの薬の小瓶を歯でくわえてみてください。

歯でくわえたときに、どうしても鼻が詰まる様であれば、くちびるではさんでみてください。

このときやはり、鼻道が広がっているか、あるいは、下あごが、しっかりと開けられているか、確認されてみてください。

注意していただきたいのは、丁度よい、鼻腔・副鼻腔の圧力を感じ、お腹にも軽いひっぱり感が得られるようでないといけないことです。

この2つを十分に感じられたなら、ぜひ、瓶などのツールを何回もご利用されて、鼻道の広がりをものになさってください。

口呼吸の人も鼻呼吸をしている

最後に、みなさまに安心していただくために、お伝えしたいことがあります。

それは、口呼吸の人も少なからず、鼻呼吸をしている瞬間があるということです。

お買い物のリストを思い出して息を止めているとき、

夢中で本を読んでいるとき、

映画やドラマに真剣に見入っているとき、

そんな無意識の状態が、イコール鼻呼吸の状態です。

我を忘れているとき、と言い換えられるかもしれません。

ですので、いま口呼吸の人も、恐れることはございません!

むかしある日、電車の中でのこと、向かい側の席の男の人が、すごい目つきでこちらをにらんでいました。

それで、怖くなった私は目を伏せて、目が合わないようにしました。

しばらくして、その人はポケットから本を出し、なにか読み始めたので、ひと安心。

するともうその人には、さっきまでの怖い顔はなくなっていて、別人のような優しいお顔で、本に集中されていたのでした。

人の呼吸が変わるのを見た、印象的な経験だったので、今でも時々思い出しています。

みなさまもきっと、そんな経験談がおありかと思うのです。

※口呼吸による炎症とその治療法を確認されたい方はこちらになります。⇒耳鼻咽喉科医の独り言:★鼻とのどの交差点~慢性上咽頭炎について

投稿者プロフィール

jolanda
jolanda
1964年生まれ。4年制大学卒業後、南欧式発声法研究所に入門。20余年呼吸法発声法を学ぶ。現在老舗補聴器店の支店長。鼻腔の内圧は負けない力~呼吸法「声ときこえのヒミツ」ブログを発信し始める。

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