(1)声の出し方

息のたまる、鼻腔や副鼻腔の場所

【 声の出し方 】~疲れない声の出し方

鼻腔の内圧を利用した発声法は、のどの痛みや疲労を軽減し、健康的で持続的な声を実現します。

なぜ発声でのどが痛くなるのか

声帯への直接的負荷

声帯に力を入れて発声すると、筋肉に過度な負担がかかります。⇒FAQ

体の緊張

緊張状態での発声は、顎や全身に悪影響を与えます。⇒声の問題~よくある症例

ドライマウスの原因

口呼吸によって唾液が減少し、口腔内が乾燥します。

※解剖学的には、鼻腔や副鼻腔の活用不足がこれらの原因と関連しています。

鼻腔と副鼻腔の構造と特徴

鼻腔(濃茶色の部分)

鼻の内側にある広い空洞で、鼻中隔により左右に分かれます。延長部分には副鼻腔があり、声の共鳴を助けます。

副鼻腔(薄茶色の部分)

鼻腔周囲の頭蓋骨内に位置する空洞で、温度・湿度の調節、音声の共鳴、抗菌作用、抗酸化物質の産生、心血管機能の保護に関与します。

声帯の動画から見る、鼻腔の内圧の声

鼻腔 副鼻腔 空洞 声の出し方

疲れない発声の原理

声帯は受動的に振動します。鼻腔や副鼻腔に蓄えられた空気に圧力をかけて発声することで、声帯への負担を最小限に抑えることが可能です。

副鼻腔の図

鼻腔の内圧を感じる練習方法

指の位置確認

人差し指と中指を鼻腔・副鼻腔部分に当てます。

小さな声で練習

「ふんふん」や「はっはっ」と発声します。

圧力を確認

指先で声の圧力を感じます。大きな声は、位置が安定してから行います。。

はじめは小さな声で十分です。大きな声を出すのは、場所をはずさない自信ができてからにしましょう。

鼻腔・副鼻腔の感覚をつかむヒント

⭐ワサビの刺激

  ツーンとする場所

🛀入浴時の心地よさ

  ふわあっといい気持になる感覚の場所

😍喜びの瞬間

  「やったあ!」と思うときの感覚

私たちが無意識にいい気持になっている場所のことで、疲れない声を出す出せる場所です。

発声時の基本ポイント

発声時の鼻呼吸

発声時に鼻呼吸ができれば、無意識時も鼻呼吸になりやすい。

歌と会話の一体化

歌うように話し、話すように歌うことで響きが広がる。

顎や筋肉を固定しない

不必要な固定は力みや響きの低下を招いてしまう。

腹式呼吸との連動

「はっはっ」でお腹が軽く膨らむ感覚を意識する。

正しい姿勢と感覚

気道のイメージ

臍下丹田から頭頂までの太い柱をイメージします。

自然な連動

発声時に顎が自然に下に開き、お腹の皮が軽く引き上げられる感覚。

全身運動としての発声

声を出すことを軽いスポーツと捉える。

継続練習のすすめ

短時間で毎日

小さな声で腹部も弾ませるように練習。

段階的な上達

息の持ち上げ方、息漏れ防止、息量の増加など、ステップを踏んで習得。

(11)息の持ち上げ方
(6)息の通り道
⇒(5)声を出す場所のイメージ
声で変わる健康
ミッション
のどが疲れない音読法