介護現場の口腔体操を「呼吸の質」でアップデートする提案―パタカラ・あいうべ×鼻呼吸

― パタカラ・あいうべ体操 × 鼻呼吸・微呼気・喉の開放(呼吸柱) ―

介護現場で広く行われている「パタカラ体操」「あいうべ体操」は、口腔機能の維持や誤嚥予防の一助として多くの現場で活用されています。


一方で、体操の進め方が忙しい現場ほど、呼吸(鼻/口)や吐き方の強さ、喉・顎の力みにばらつきが出やすくなります。

そこで本提案では、回数や音節は変えずに「呼吸と喉の使い方」だけを統一します。さらに、現場の負担を増やさない形で小規模パイロット(4〜8週)も想定します。

このページでは、体操の音節や回数は変えずに、「呼吸と喉の使い方」を安全にそろえることで、
・食事前の準備として落ち着きやすい進め方
・声の負担(力み)を増やしにくい形
・会話のしやすさの土台


につながる可能性を、小規模なパイロットで検証するための提案をまとめています。


※本提案は診断・治療を目的とする医療行為ではありません。個人差があります。


変えること/変えないこと

変えないこと

  • 音節(パ・タ・カ・ラ/あ・い・う・べ)
  • 回数(施設の既存のやり方を尊重し、無理のない範囲で)

統一すること(ここが「呼吸アップデート」)

  • 吸うのは鼻(口で吸わない)
  • 吐きすぎない(微呼気)で発音する
  • 喉は縦にふわっと(押し出さない)
  • 顎は固めない(自由)
  • 息は前へ吹き飛ばすより、細く上に伸びる「呼吸柱」のイメージ

現場での合言葉にすると、
「鼻で吸う/吐きすぎない/押し出さない/顎は固めない」
で十分回せます。


進め方の目安(現場で使える短い手順)

  1. 始める前に、口を軽く閉じて「鼻で1〜2呼吸」
  2. 体操中は、苦しくなる前に止めて鼻で吸い直す(回数より安全)
  3. 大きな声を目指さず、薄い息で“言葉を置く”感覚で進める
  4. 疲労・痛み・強い違和感が出たらその場で中止

小規模パイロット(試行)のイメージ

  • 期間:まずは 4〜8週間(目安)
  • 対象:デイサービス/通所リハ等で、任意参加(数名〜十数名)
  • 記録:負担の少ない簡便な方法で、週1回程度
    • 主観(5段階):むせの不安/喉の詰まり感/声の出しやすさ/疲れやすさ など
    • 観察:食事中のむせ回数(可能な範囲で)/体操中の中断・苦しさの有無
    • 必要に応じて:発声持続(“あー”秒数)など簡易指標

※現場の運用負担を増やさないことを最優先に設計します。


安全と注意(大切にしたいこと)

  • 無理に合わせない(短縮・休憩・見学OK)
  • 苦しさ/疲労/痛み/強い違和感が出た場合は 即中止
  • 必要に応じて 医師・言語聴覚士等の専門職と連携しながら進める
  • 本提案は 医療機器・治療の代替ではありません。症状が強い場合は医療機関へご相談ください。

施設・専門職の方へ(お願い)

「現場で回る形か」「安全面の懸念点はないか」「評価項目は妥当か」など、専門的な立場からのご意見を歓迎します。
面談・共同検討・小規模試行のご相談も可能です。


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